6月27日、捕虜を人道的に扱った板東俘虜収容所での史実を描いた赤十字人道紙芝居「ばんどうのコスモス」の「語り部」を養成するための研修会を鳴門市ドイツ館にて開催し、36名が参加しました。
■研修会プログラム
・「ドイツ兵俘虜と赤十字」
徳島県青少年赤十字賛助奉仕団 副委員長 高橋 利弘 氏
・「紙芝居上演のポイント」
赤十字託児奉仕団 会長 岡山 千賀子 氏
・紙芝居実演練習
研修を終えて「語り部」となった参加者からは、「紙芝居は初めてだったが、上演のポイントを聞いたおかげで、楽しく演じることができた。」「捕虜を人道的に扱った松江所長の想いを“語り部”として後世に伝えていきたい。」との声が聞かれました。
赤十字の「人道」「博愛」の心が次の世代に受け継がれていくことを願っています。
紙芝居が作成された背景と当時の捕虜の様子を語る賛助奉仕団 高橋副委員長
参加者全員で発声練習(講師:託児奉仕団 岡山会長)
紙芝居の上演練習を行う参加者①
紙芝居の上演練習を行う参加者②
赤十字人道紙芝居「ばんどうのコスモス」とは? 元教員で組織される青少年赤十字賛助奉仕団員が資料調査やシナリオ作成を行い、ボランティアが挿絵を手がけて完成したもの。 松江豊寿所長が、板東俘虜収容所においてドイツ兵捕虜の人権を最大限に尊重して施設運営をした歴史をはじめ、ロシアで過酷な収容所生活を送る仲間を支援するチャリティー演奏会を開いたことや「第九」交響曲のアジア初演、地元住民との交流などを描いている。 上演回数:69回( 作成 ~ 平成29年6月6日 約2年半) |
紙芝居上演をご希望の方はこちら