当支部は、南海トラフ巨大地震等の大災害時の赤十字救護班による医療救護活動の拠点となる「赤十字南部救護倉庫」を新たに設置しました。
倉庫は、高台移転した県立海部病院に隣接する牟岐町避難広場の一角を借り受けて設置。床面積約14㎡のコンテナ型倉庫2棟内に大型テントや折り畳みベッド、担架などの救護用資機材の他、毛布や敷きマット等の救援物資を配備し、災害時には赤十字救護班が参集のうえ必要な物資を補充して被災現場に向かいます。
9月7日の内覧会には、福井雅彦牟岐町長をはじめ近隣の赤十字奉仕団員(地域住民ボランティア)や役場・社会福祉協議会職員、県立海部病院職員など約50名が参加。当支部職員が、東日本大震災や熊本地震災害における救護事例を踏まえながら配備物品の内容や使用方法について説明しました。
参加者からは、「自分たちの地域に救護倉庫が設置されたことで安心感が得られた。地域も一体となって防災活動に取り組みたい。」との声が聞かれました。
○主な配備品
・大型テント ・担架 ・折り畳みベッド ・ホワイトボード ・椅子、机 ・発電機 ・LED投光器 ・災害用移動炊飯器 ・移動式トイレ ・リヤカー ・ノーパンク自転車 ・防水シート ・毛布、安眠セット |
地域の防災力を高めたいと挨拶する牟岐町赤十字奉仕団の石本知恵子委員長
医療救護所をレイアウトした大型テント
展示説明を受ける参加者